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ご相談/人にどう思われるかを考えて過ぎてしまう…カウンセリングで改善できますか?

日本傾聴連合会へ寄せられたカウンセリングについてのご相談にお答えいたします。

なお、ご相談者様のお名前は伏せております。

 

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ご相談/人にどう思われるかを考えて過ぎてしまう…カウンセリングで改善できますか?

ご相談内容をご紹介します。

 

私は、人にどう思われるかを考えて過ぎてしまう性格のようです。

何をするにも、人から自分がどう思われるかを考えてしまい、人付き合いが億劫になってしまいました。

その一方で、このまま誰とも話せなくなるのではないかという気持ちもあります。

このような内容をカウンセリングで相談できますか?

また、カウンセリングで少しは楽に考えられるようになりますか?

(Hさん・仮名)

 

(イメージ写真)

 

ご回答/人にどう思われるかを考えて過ぎてしまう…カウンセリングで改善できますか?へのお返事

Hさん、こんにちは。

カウンセラーのT.S.です。

 

寂しい気持ちと苦しい気持ちの狭間にある行き詰った感のあるお悩み。

大変お苦しいであろうこととお察しいたします。

 

「はい、楽に考えられるようになります。お悩み解決は日本傾聴連合会。」

 

と、言いたい気持ちはあるのですが、根拠もなくスローガンのように楽になるよーって言っても説得力ありませんよね。

 

(そんな私はどう思われてるんだろうと不安になります)

 

少しカウンセリングの効果を若干の専門用語(わかりやすく話しますのでご容赦)の解説をふまえて説明させていただき、「それだったらちったぁ楽になるかもなぁ」とあなたに感じてもらえると嬉しいです。

 

人にどう思われるかを考えて過ぎて苦しい!には実は2つの苦しさが隠れています

あなたのご質問から、2つの苦しい状態がうかがわれます。

 

1つは、お付き合いをする相手があなたをどう思っているのだろうという考えでいっぱいいっぱいになって苦しいこと(不安1)。

そして、2つ目は、それを避けるために人とつきあわないでいると今度は誰とも話せなくなるのではという不安がある状態(不安2)。

の2つですね。

 

この状態を専門用語では葛藤状態(不安1も不安2もどっちも嫌だ)といいます。

 

あなたは「ザ、ニュースペーパー」というタレントさんご存知でしょうか?

 

政治家の人物のマネをされている方です。

 

ザ、ニュースペーパーさんが小泉純一郎氏の物まねをされていました。

 

(小泉純一郎のものまねで)

「この間の選挙もどこに投票していいかわからない選挙だったねぇ。

自民にはうんざり、民主にはがっかり、第三極もうさんくさい。

例えるなら、強盗と詐欺とスリとどれがいいという。

どこがいいというか、どこだと被害がすくないかそういう選挙だったよねぇ。」

(注意:あくまでもお笑いのお話です)

 

 

どちらにするかを選べなくて選挙にもいかずに態度がはっきりできず悶々と時間が過ぎていくことを、葛藤状態といいます。

 

実は、不安1も不安2もどちらもあなたにとって、あまり気持ちのいい感覚ではないのは、ご質問の内容のとおりかとおもいます。

 

葛藤状態を抜け出すためには、変な話ですが「不安1」、「不安2」の状態を行ったり来たりすることをあえて経験しながら、悩みに悩みぬいたその先に、その行ったり来たりのエネルギーから遠心力が生まれ、悩みの外側に放り出される瞬間に、今まで見えてこなかった●●(これはカウンセリングのあとあなた自身が見つける事なのであえて書いていません)が見えてきます。

 

その●●は、例えると、自分が住んでいるのは地球という星でずっと西に進むと、地球を一周して東から家に帰ってくるというようなことは、地球の外から見たイメージがないと理解できないように、一旦悩みの外に出ていかないと葛藤も問題の●●の気づきに至ることができません。

 

ただ、悩みに悩みぬくことも簡単ではなく、ここに質問に頂いたあなたの気持ちのように、お一人では不安になります。

 

前置きが長くなりましたね。

 

お待たせしました、カウンセリングの効果を三つご紹介します。

 

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カウンセリングで得られる3つの効果

カウンセリングの効果を3つご紹介します。

 

カウンセリングの効果①バディ効果

カウンセリングの効果の1つめは、バディ効果です。

 

バディとは仲間の意味です。

 

カウンセラーがともにいることにより、自分一人だけで抱えていない、あなたの世界をなるべくあなたが感じる状態のまま、感じている人類がもう一人いる効果があります。

 

これは本当に心強いです。

 

(不安1)の状態のあなたであっても、(不安2)で頭がいっぱいのあなたも、どちらもカウンセラーは逃げることなくそこに一緒に感じ取っていきます。

 

カウンセリングの効果②カタルシス効果

カウンセリングの効果の2つめは、カタルシス効果です。

 

カタルシスとは浄化の意味です。

 

無条件にお話を伺うカウンセラーに、心に詰まっているお話されることによって、不安の荷下ろしができます。

 

これはとても重要で、この荷下ろししたところの余裕から心をすこしずつ動かしていくことが初めて可能になります。

 

カウンセリングの効果③アウエアネス効果

カウンセリングの効果の3つめは、アウエアネス効果です。

 

アウエアネス効果とは、気づきの効果です。

 

先ほど触れた●●というのは、この効果によりあなた自身が見つけていくことになります。

 

葛藤の外側に出て初めて見える自分の状態によりいろいろ気づいていくと、自分の自己成長につながります。

 

バディ効果で共に感じるカウンセラーにカタルシス効果で心に少しの余裕を作り、そこで語っていくうちにアウエアネス効果で「あ、そうか!」、とか「これかあ」とか気づいていかれることになるかと思います。

 

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